id:yasuyuki-kobeの"福田川新報"

招待されたから作ってやったぜ。文句あっか?

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展@京都市美術館

11月23日、ワシントン・ナショナル・ギャラリー展@京都市美術館に行ってきた。

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滋賀・草津から山科で降りて、地下鉄東西線で東山へ。そこから白川の流れる裏通りを通りながら美術館へ。裏道から表へ出ると、そこはいかにも観光客向けの京都。近くには平安神宮もあるが、今回は遠慮した。

祝日だし会期の終わりの方だし混んでいるだろうなとは思っていたが、やはり随分と混んでいた。 日本人の印象派好きがよく分かる。多分それが一番良い時代のパリを感じられるからではないか。かくいう私も、バスツアーで展覧会に行ったおばちゃんの熱烈プッシュで足を運んだ次第。そのおばちゃんの方が断然絵画は詳しいけど。

しかし、まぁ会場内は押すな押すなでじっくり見る余裕など無かった。別に私も美術ファンというわけでもないので、根性で踏みとどまって鑑賞する元気もない(人混みは苦手)。それでも、いくつかハッとさせられたポイントもある。

マネ「鉄道」のドラマを想起させる切り取り方とか、モリゾ「ロリアンの港」のようにどこかありふれた風景をそのまま描いていくところは、写真のストリートスナップに通じるものがあると思う。実際、この時代に写真術が発展しているし。当時の人々と今に生きる僕らの感性は、そんなにかけ離れていないのではとも感じた。
マネの「牡蠣」はいかにも旨そうだったし、グルメブログのはしりのようなものでしょう(嘘です)。

主催者としてはゴッホ「自画像」押しだったのだろう(実際ポスターなどもそれ)が、私としてはルノワール「踊り子」の淡く儚げな佇まいに一票ですね。踊り子のスカートがふわふわと背景に消え入りそうな感じが堪らないですよ。

凄く駆け足だけど、展覧会をあとにした。もちろん本当はゆっくりしたかったけど、それでも見て生気を取り戻した気分がした。このところ色々凹むところがあったので。資格試験も落ちてしまったし。

会場を出たら図録やグッズを盛大に売ってるのはお約束。ここで稼がないと収支が苦しいから。9.11以降、美術品輸送時の保険料がすごく値上がりしてるそうで、こういう海外から持ってくるイベントは大変らしい。入場料収入だけでは、ひょっとしたトントンまでいかないのかも。
とは言え今回は図録(2000円だけど)はパスさせてもらった。先述のおばちゃんに買って見せたらすごく喜ぶんだろうけどな。

美術館を出るとすぐセブンイレブンがあるのですな。朝も昼もあまり食べてないので、とりあえずポテチとお茶を買う事にする。店の表にベンチが出されてて、そこで座って飲食できるようになっている。明らかに観光地仕様ですな。で、

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京都と言えば漬け物と七味←ホントか? 七味の香りが立っていて、なかなか良かったですよ。七味は香りを楽しむものですね。普段はエスビーの七味しか使ってないから、本当の七味の良さを分かってなかったですよ。

曇り空とは言え、京都は良い。嗚呼、カメラデートをしたいな・・・・・と思ってベンチに座ったらまさにカメラデートのカップルが隣に座った。
次はエア彼女を連れてこよう。

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こんな写真展もあるなら、行きたかったな。後悔。情報のアンテナ大切と思い知る。

JR京都に出て伊勢丹へ。別にメンズファッションには興味のない私。
#ファッションセンスなんか皆無だ、バカヤロウ。
何はなくてもデパ地下へGO。実は京都伊勢丹のデパ地下は初めて行ったが、やはり京都らしく漬け物が充実しているのがポイント。観光客需要もあるんだな、きっと。漬け物だったらちょっとしたお土産にも喜ばれるし。
しかし買ったのは、

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京都ゆかりのを二本入れてますがね。何かウキウキワクワクしながらつい買い込んでしまう、これがデパ地下マジック。